「安・近・短」人気の東南アジア英語留学のメリット・デメリット

最近の若者は「内向き傾向」だといわれる一方、大学、高校などの長期休暇を利用して、短期留学をする学生も増えています。なかには、夏休みや冬休み、そして春休みと、1年を通して海外への行き来を繰り返す短期留学派も!

そんな短期留学派にとっての英語留学先は、「東南アジア」が大人気です。

時間、費用などを考えると、欧米に行くよりも低コストで良質な語学教育を受けられるため、近年ではじわじわと留学学生数を伸ばしているようです。

そこで、今回は「安・近・短」な東南アジアの英語留学のメリットとデメリットについてご紹介します。

 

■意外と穴場!? 英語が公用語の国々

実は、東南アジアでは英語を第二言語として使っている国があるのはご存知でしょうか?

私たち日本人にとっては、普段は英語を使って生活をすることがないので、実にうらやましい環境でもありますね。それではどんな国があるのかみてみましょう。

 

1.シンガポール

シンガポールではマレー語が国語として定められているものの、中国語やタミル語を話す人々も多く、多様な民族間のコミュニケーションツールとして英語が公用語になっています。こうした背景により、シンガポールで話される英語は独特の訛りがあることからシングリッシュとも呼ばれるものの、東南アジアの中では聞き取りやすいといわれています。

 

2.マレーシア

多民族国家であるマレーシアも、シンガポール同様マレー語が国語です。さらに中国語やタミル語を使う人が住んでいます。そのため、マレーシアでは小学1年生から英語を第二言語として習い、日常的に英語を話せる人が多い国です。

 

3.フィリピン

フィリピンではタガログ語が国語ですが、小学校から大学まで国語の時間以外はすべて英語で学ぶことになっています。こうした環境の下、英語は公用語として使われているので、アジア圏ではフィリピンが一番アジア特有の訛りが少ない英語を話すといわれています。

 

4.タイ

タイでは、一時期タイ語のほかに、英語を第二言語にする運動もあった影響で(結局ならなかったものの)、現在でも小学1年生から英語を習うことになっています。ただし観光地ではよく通じる英語も、それ以外の地域では基本的には通じないため、公用語とまではいかないようです。とはいえ、近年では幼稚園からアルファベットなどの学習の導入なども始まり、日本と同じように英語の早期教育が行われています。

 

■東南アジアの英語留学のメリット・デメリット

ここまで読んでくださった読者の方の中には、「安くて、近くて、安全ならアジアでの英語留学もアリかも…」と思う人もいるかもしれません。そこで、さらに詳しく東南アジア英語留学のメリットとデメリットをみていきたいと思います。

 

<メリット>

・費用が安く済む

東南アジアの物価は日本や欧米諸国よりも安いため、留学先の授業料や生活費を安く抑えることができます。浮いたコストで、留学の締めくくりに留学先の国を観光して帰ってくるのも魅力ですね。

 

・欧米諸国よりも近い

東南アジアは一般的に欧米諸国よりも航空券も安く、数時間で行けるので心身ともに楽です。さらに時差も少ない(ほとんどない国も)ことから、日本にいる家族とも連絡が取りやすい環境です。

 

・日本人に対して親切

東南アジアでは親日的な人も多く、留学中も快適に過ごせることが多いようです。(もちろん、最低限自分の危機管理はどこの国でも必要なので、決して外国であることを忘れないようにはしたいものです。)

 

・ノンネイティブの英語を体感できる

現在、世界中の企業がビジネス拠点をシンガポールなどに設置しているところからも、アジアでの経済的発展が非常に注目されています。

前回の記事「今、どの国が留学先で人気?英語を学べる最適な国紹介」においても、世界のノンネイティブ人口の多さをご紹介したように、今後英語を使って活躍する人材になる一貫として、アジア圏の人々の英語に触れることは、将来有意義な経験にもなるかもしれません。

 

<デメリット>

・国ごとに英語の訛り

東南アジアは日本人よりもずっと英語が話せるものの、国ごとに特有の訛りがあります。

シンガポールは「シングリッシュ」、マレーシアでは「マングリッシュ」とも呼ばれ、若干聞き取りにくいと感じる人もいます。ただ視点を変えれば、それが世界の“生きた英語”ともいえるでしょう。

 

・レジャー目的になる

アジア圏の留学に限った話ではないものの、やはり東南アジアのようにリゾート地が近く、物価も安いと、どうしても英語の勉強そっちのけで遊びが中心になってしまう学生もいます。「自分はどうして留学したのか」を常に忘れず、留学期間を有意義に過ごせるようにしたいものです。

 

いかがでしたか?

東南アジアの英語留学はなかなか魅力的ですね。でも全く英語が話せない状況で行くよりは、多少なりとも日本で学習を積んでからの方が有意義な留学生活を送れることまちがいなしです。日本でも英語の学習を励みましょう!

 

 

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東南アジアは比較的親日派が多いのです。かえって隣国どうしはいがみあうのかも。